[Å] 逃走中ロケ地!千葉県「房総のむら」が予想以上に江戸時代で森林浴も楽しめる最高の観光スポット
千葉県印旛沼郡にある千葉県立「房総のむら」に行ってきました。房総のむらはテレビドラマやバラエティでも使用される江戸時代の街並みを始め、かなり広大なエリアを散策して見て回れる楽しい観光スポットです。
林道を歩けば澄んだ空気が気持ち良く、歴史好きには嬉しい古墳や埴輪・土器などの資料館もあり、様々な角度から楽しむことができます。飽きが来なくグルっと一周園内を歩きまわり気づいたら3時間以上経過していました。
体験博物館ということで散策の他にも勾玉や土器づくりや米作り、収穫体験、藍染めなども楽しめます。大自然に囲まれた広場や昔のおもちゃを使用できるコーナーも設けてあるため小さなお子様も安心してのびのびと遊ぶことができるのも房総のむらの魅力です。
少しボリュームのある記事に仕上がっていますが、それだけ見どころの多い観光スポット!ということが伝わると幸いです。訪問したのは週末の土曜日です。
千葉県立「房総のむら」について
房総のむらは展示だけでなく古くから伝わる技術や生活様式に触れることのできる観光スポットです。
テレビ番組「逃走中」や連続テレビ小説「花子とアン」や「ゲゲゲの女房」、ドラマ「リーガルハイ」など言い出したらキリがないほど多くの番組で使用されているロケ地でもあります。
房総のむらの公式サイトに掲載されていた江戸時代の雰囲気が伝わってくる写真を見つけて遊びに行きました。
江戸時代を感じる建造物だけでなく静かで気持ちの良い大自然の環境に触れられる時間や昔学生のときに日本史で一度は聞いたことのある歴史展示物を見て楽しめるなど一度に紹介することが難しいほどボリュームのある観光スポットだと実際に行って感じました。
のんびりとした時間を過ごしたい人にかなりおすすめの場所です。
■ 入場料金
半日濃い時間を過ごせる房総のむら。園内の広さとボリュームだけではなく入場料が安いのも嬉しいポイント!
大人1人300円、高校生・大学生150円、中学生以下から無料で入ることができます。
駐車場の料金も無料のため、予算を抑えて楽しめる観光スポットとしてもおすすめです。(横浜から移動してきた高速料金の方が高かった・・・)
■ 所在地
千葉県印旗沼郡栄町龍角寺1028
■ 営業時間
午前9:00 – 午後4:00
■ 房総のむら公式サイトURL
→ https://www.chiba-muse.or.jp/
江戸時代にタイムスリップ!
房総のむらで1番楽しみにしていた街並み。昔ながらの趣きのある建物は商家・武家屋敷・農家などを当時の景観・環境を含めて再現され、実演や訪問者が実際に体験できるお店が設けてあります。
街並みを抜けると木々に囲まれた道に続く橋も見えてきます。
木々に囲まれた通りは暑い日中でも日陰となり、澄んだ空気が美味しく、歩いているだけでリフレッシュ!
街並みの他にも武家屋敷を外から見たり、中の様子を覗いてみたり・・・
別のスポットに移動するときは再び木々に囲まれた通りを歩くことができます。常に気持ち良い空気を吸って移動できることも房総のむらの良いところのひとつです。
江戸時代末期に建てられた中二階の主屋を持つ名主クラスの農家を再現した「上総の農家」
農家で使用する唐箕や脱穀機の展示や無料貸し出しの昔のおもちゃで遊ぶこともできます。
再び移動・・・
大きな橋を渡り次のスポット「農村歌舞伎舞台」に。成田市の諏訪神社拝殿を参考にして再現されたもので、中央では人力の廻り舞台があります。
舞の音楽や音を聞きながら茶屋で小休止。お茶ときんつばをいただくことができました。
さらに先に足を進めます。緑にこんなにも長時間囲まれることはないのでリフレッシュが止まりません。
スポット「安芸の農家」に行くための自然豊かな遊歩道。しっかりと舗装もされているので歩きやすく道中では草で少し膨らんだ丘、古墳を見つけました。
暫くして木々の間から目指している農家らしき姿を発見。自然に囲まれた時間はアウトドアや歩くことが好きな方は満足すること間違いなしです。
ちょっとした森を抜けて農家に到着。
家によっては靴を脱いであがることもできます。風が抜けて座っているだけでも癒やされます。雰囲気がとても良いので一度座ると中々立ち上がれなくなる要注意スポットです。
安芸の農家から数分歩いて「下総の農家」に到着です。成田市に江戸時代中期に建てられた名主クラスの農家をここでは再現しています。
まだまだ「房総のむら」は見どころ満載。江戸時代末期の水車小屋を再現した場所に再び森の中に突入です。
道中木々の間からは田園風景、緑豊かな自然の中で聞こえてくる虫や鳥の声はまさに癒しの音色。心地良い休日を過ごせます。
水車小屋に到着。小屋にも入ることができますが、到着したときちょうど絶対に刺されたら死ぬ!って思わせる超巨大な蜂に身の危険を感じて入ることは断念。
水車は動き、静かな自然の環境に水の音が響くのも凄く良かったです。
水車の先には延々と続く田園風景。なにこれ、最高か!とつい口にしたくなるほどのんびりした時間。もう現実には戻れないなと確信しました、本当に。
野苺も発見。久々に自然の中になっている野苺も見ました。野苺・・・ここ何年も発したことはなかった単語です。
江戸の街並みの次に私が楽しみにしていた「風土記の丘資料館」をさらに目指します。時々坂もありますが、物凄く急というわけでもなく長さもそんなにはないので日ごろの運動不足を解消するには丁度良い高低差でした。
パソコンやらiPhoneばかり見ている私には嬉しい緑!!!左を見ても右を見ても緑!!鮮やかな緑に見とれながら足を進めて資料館を目指します。
風土記の丘資料館
風土記の丘資料館に到着!施設手間では復元竪穴式住居を発見。今まで江戸・明治時代でしたが弥生や古墳時代へとさらに過去にタイムスリップです。
(ここからまさかのカメラのバッテリー切れのため撮影はiPhoneに移行。予備バッテリーは家で充電したまま忘れました。残念。)
資料館の中は撮影について館内の方に伺ったところ、撮影はOKだけどブログの掲載は避けて欲しいと言われたため載せられませんが日本史好きの私としては昔教科書で習ったことがモノとしてたくさん飾られていたのでかなり楽しめました。
土器や埴輪、農耕具、瓦、ナウマン象の骨格模型など。
原始・古代・中世の移籍から出土した考古関係の資が収蔵、展示されていました。紙で見てきたものを肉眼で見れる喜びはハンパなく良かったです。
ちなみに「風土記の丘資料館」は房総のむらの入場チケットを見せると無料で入場が可能です。
古墳も見て回れる広大な房総のむら
風土記の丘資料館の裏手には無数の古墳を園内でみることができます。
全て見て回る体力と時間がなかったため、メインの古墳「101号古墳」だけ見ることにしました。
101号古墳のそばには国重要文化財や県指定文化財も多いので体力に余力のある方はせっかく訪れた房総のむらですし、ぜひ見てみると良いと思います。10-15分ほど歩いて到着しました。
国重要文化財「旧御子神家住宅」で南房総市に1780年に建てられた中規模農家。
県指定文化財「旧平野家住宅」で富津市に1751年に建てられた名主の農家。
木々に囲まれ林道をさらに奥まで進むと、青と白の色あざやか国重要文化財「旧学習院初等科聖堂」を見られます。
明治32年に建築された明治期の学校の講堂建築を伝える代表的な建造物と言われています。
古墳らしい古墳とご対面。房総のむらを歩いている時に所々で見かけた古墳は草に覆われて丘の印象が強かったのですが、101号古墳は古墳らしい古墳。
古墳の周りには埴輪が配置された建造当時の姿が再現されていました。
房総のむらのさいごに
成田ゆめ牧場から直送されている牛乳やソフトクリームが食べられる「夢テラス」に立ち寄りを忘れずに。
成田ゆめ牧場で昔食べたソフトクリームは美味しい!という記憶がよみがえり注文をしました。
濃厚マイルド、まろやかな舌触りのソフトクリームはまさに牧場で食べるミルク感たっぷりタイプ!
ミルクの味が強く、牧場のむらに来たら抑えておきたいスイーツです。テイクアウトもイートインもどちらも利用できます。
さいごに
インターネットでざっくりと「房総のむら」については調べていましたが、実際に足に運んでみて物凄く濃い時間を過ごせる素敵な観光スポットだと感じました。
江戸の街並みや本当に豊かな大自然に触れ、心も身体もリフレッシュ。横浜から日帰りでも行く価値は十分高く大人でも子供でも楽しめます。
周辺観光スポットとしては印旗沼や成田ゆめ牧場、成田山などもあるので時間に余裕のあるスケジュールで行くとより一層濃いお出かけになるのではないでしょうか。
■ 撮影に使用したカメラ Canon 70D
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