[Å] ハオコゼ(毒魚)に刺された体験談・症状・応急処置を知っておく大切さ【釣り録02】
海の生物の中には毒を持つ魚がいるのはご存知だろうか?知らないと本当に痛くて辛い思いをするお話。
ハオコゼという毒を持つ魚に実際に刺されて毒が回った私の体験談をここで1つお話したいと思います。
* 記事公開後、ご指摘をいただき「オニオコゼ」から「ハオコゼ」に表記を変更しています。
危険生物「ハオコゼ」
釣りを日頃からしている人の中では超有名な危険魚ハオコゼ。
背びれのトサカみたいなところに毒があり絶対に触ってはいけない魚。私も釣りが今回初めてではないので何十年も前からこの魚が危険だということは十分知っていました。
なのに・・・。
「痛っ!!!!」
刺されてしまった。いや、ハオコゼ自ら刺してくるわけではないので正確には刺さってしまった。
ハオコゼを針から離すためのトング的なものや針を摘むペンチみたいなもの全て揃っているのに左手人差し指に血が止まらない程ガッツリと。
一瞬だった…
左手人差し指にトゲが刺さってからわずか数秒。
左腕(肩まで)に痛みと痺れが走り出し、そこかずっと延々と痛みも痺れも消えない状態が続きました。
「ぬぁ…」「うぁぁ…」など口に出さずにいられないほどの今までに感じたことないキーンとした激痛。不安と恐怖で心身共に一瞬にしておかしくなりそうでした。
ここからは正直パニック状態で曖昧な記憶でしかないですが、とにかく応急処置をしたおかげで酷い状態を避けることができました。
応急処置も知っておく大切さ
ハオコゼが毒を持っていることは常識でもありますが、一方で応急処置を知っている人はどれぐらいいるのだろうか。
私は幸いにも近くにいた知らない釣り人に刺さった瞬間に教えてもらえたので最悪を免れましたが、もしあの時あの人がいなかったら…考えるだけでもゾッとします。
2.たんぱく質性の毒だからお湯(45度〜60度)に傷口を30〜90分付けて毒を殺す
もちろん、病院に数秒・数分で駆け込むのが最善ですがそんな都合よく海の近くに病院はないので(週末だからやってないところも多々)やはり応急処置は大切になります。
実際に試した私のお話
お湯なんて持ってきていない人が殆どだと思います。なのでそういう時は事情を説明してコンビニなどでお湯を貰うといいと思います。
私の場合は魚を扱っているお店が近くにあり、すぐに理解をしてくださりお湯をいただくことができました。
お湯を入れる容器は本当はお湯なんて入れたら危険ですが、1秒でも早い対応をするために飲んでいた500mlのペットボトル(3本分)に入れてもらいました。
お湯を入れて傷口を付けるための器が手元にあれば良いのですが、無かったので取り急ぎ液体が漏れないビニール袋にお湯を入れることに。
熱湯に傷口を付けることは大切ですが、熱すぎると火傷をする恐れもあるのでそのあたりは反対の手でよく温度を確認して調整してください。
ビニール袋に入れたお湯は意外にもすぐに冷めてしまうのでお湯を加えたり、冷めたお湯を捨て入れ替えるなどこの辺りは臨機応変。
症状としては…
傷口の周辺が紫色に変色してかなり腫れ、腕全体に痺れが残ります。傷口は、軽く触るだけで人の指とは思えない固さ(痛いから触りたくないけど)になりました。
応急処置のおかげでGoogleの画像検索で出る様なここでは見せられない様な状態にはなりませんでしたが、それでも見た目には分かりづらい痛さと痺れが指先から左肩まで常にある状態に。
痺れは数日経ってもあり、指先はパソコンのキーボード打てないぐらい痛いです。
左腕に痺れがあると牛乳パックの蓋も開けられないし、お菓子の小包装も簡単には開けられません。左腕の神経が麻痺している状態で力を入れても入っている感覚がないんですよね。
利き手じゃなかったのが唯一の救い。そう思うしかありません。
最終的には専門医に…
釣りをするのは休日の人が多いと思います。休日は病院も休みのところが多いですが、休日診療しているところもあるので諦めずにぜひ調べてみてください。
私は医者でもありませんし、専門家でもありません。あくまでも私がしたことは取り急ぎの対応で専門家から正しいやり方を教わったわけでもありません。
実際に毒に侵される前にぜひ毒を持つ魚がいるということだけでなく、万が一毒に当たった場合のことを考えて事前に情報収集をしておく大切さを知ってほしいと思い記事を書きました。
さいごに
毒をいかに傷口から別の部分に広げないか。たんぱく質性はお湯に弱い。怪我をしたら冷やすというイメージが知識がなければ先行してしまいそうです。
海にはハオコゼだけではなく、危険な魚がたくさんいます。昔、子供の頃シュノーケリングしていた時はゴンズイ(毒)に出会いました。釣りするしない関係なく海には危険が潜んでいることを忘れず、海で遊んでいただきたいと心の底から思います。
※ 現在快方に向かい中。週末には治りそうです。
毒による痛みや痺れは1週間〜2週間ほどでひきましたが、恐らく針が刺さったため指先の中には痛みが残り最終的には完全に治ったと自覚できるまでには1ヶ月ほどかかりました。あくまでも私の実体験。参考までに。
おまけ(釣録02)
傷口をお湯で温め約1時間-1時間半後。痺れが比較的おさまり、傷口を避けながら釣り餌を付けて釣り再開。
ハゼ大量。ベラ1匹。ハオコゼ無数。
台風が去った日の釣りは海が大荒れ。入江の様な場所で釣りをしていたら鯛が流れてきたり、2m近くもあるシーラ(漁師さん曰く)が現れたり不思議な海になっていました。
こんなことにあっても釣りをまたしたいと思うのは、やっぱり釣りが好きなんだとしみじみ。おしまい。
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