[Å] 奥大井湖上駅に続く!南アルプスあぷとラインは日本一の急勾配体験も楽しいトロッコ列車
南アルプスあぷとラインは静岡県の有名観光スポット「寸又峡」や「接阻峡」に繋がる駅に向かうトロッコ列車で、日本一の急勾配を走ることでも人気です。
南アルプスあぷとラインの始発は千頭駅。大井川鉄道の終点でもあります。大井川鉄道の「新金谷駅」からSLに乗り千頭駅で南アルプスあぷとラインに乗り換える人も多いです。
背が低く可愛らしい車両で急勾配をのぼるために途中でアプト式電気機関車を連結する作業をおこないます。連結作業を見るために一旦列車を降りることも可能で景色だけでなく普段見慣れない光景も楽しめます。
南アルプスあぷとライン
南アルプスあぷとラインは、山の斜面を走るのでのんびり・ゆっくりとした速度で走行します。終点の井川駅までにトンネルは61カ所、鉄橋55カ所あり、レトロな匂い漂うトロッコ列車で旅らしい旅を楽しめます。
列車は片側2席、反対側1席とかなりのミニサイズ。列車は1車両1車両が独立しているため乗車したら外に出ないかぎり車両の移動もできないレトロな列車です。1番後ろの車両だと急勾配の凄さを体感できるのでおすすめです。(千頭駅発の場合)
山々の中を走る列車から見える景色は終始窓から目が離せないほど美しいです。
連結作業は「アプトいちしろ駅」
日本一の急勾配を走行するため、「アプトいちしろ駅」でアプト式電気機関車を連結する作業がおこなわれます。写真は当日実際に作業を開始している様子を撮影したものです。
下写真を見ると歯型のレールが確認できると思います。線路の真ん中に施設されたラックレールという歯形のレールを噛み合わせて走行します。
アプト式電気機関車は他とは違い大きいサイズで長島ダム駅に上るときは後ろから押し上げ、反対に帰りはブレーキ制御の役割を果たします。
アプト式電気機関車を使用する区間、アプト区間はアプトいちしろ駅と次の長島ダム駅の1区間のみです。1000分の90という日本一の急勾配を運行します。
勾配を上るための鉄道システム(ラック鉄道)として発明されたアプト式。今ではスイスの観光鉄道が世界的に有名だそうです。現在日本でアプト式列車に乗ることができるのは大井川鉄道の南アルプスあぷとラインのみとなっています。(公式サイト参照)
南アルプスあぷとラインで日本唯一の湖上駅へ
列車からダムの放水の様子も見ることができました。
ダム湖の接岨湖に囲まれた奥大井レインボーブリッジが列車から見えたときは本当に感動的!
湖の色は天候や時間等により色が異なり、ブルー・グリーン・グレーなどがあるそうです。
奥大井湖上駅
奥大井湖上駅に到着!奥大井湖上駅は湖の上にある唯一の駅です。(千頭駅から奥井湖上駅までは大人710円)
奥大井湖上駅には接阻峡温泉駅に続く遊歩道(ハイキングコース)があり、坂道を進み展望台を目指せます。
展望台は湖に浮かぶ奥大井湖上駅の姿を見渡せる絶景スポット。実際に生の景色を見た私は奥大井湖上駅に行くだけでなく展望台まで行くことをおすすめしたいです。
さいごに
新金谷駅から千頭駅のSLの旅もかなり楽しかったですが、時間に余裕のある方は合わせて南アルプスあぷとラインに乗ると一層楽しめること間違いなしです。
列車で行く旅は同じでも見える景色や揺れ方、感じ方が全然違います。完全別物。
接阻峡や世界に認められた徒歩吊り橋「夢の吊橋(寸又峡)」など、周辺は見所が満載です。一度訪れて数年たった今もまた見に行きたと思える場所です。温泉も有名なエリアです。
* 2016年5月現在、接岨峡温泉〜井川は土砂崩れのため運休。運休区間運行再開は2016年11月頃。(公式サイトより)
* 掲載写真は全て2012年1月に撮影しました。
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