[Å] プロカメラマン直伝!ブログで使える惹きつける写真を撮るコツ

ブロガーズフェスティバル2015 つるたまさんセッション

2015年10月18日。ブロガーフェスティバル2015に参加してきました。3年連続3回目の参加。

メディアでプロカメラマンとして活躍されているつるたまさんから「写真がうまくなる!ユーザー目線で考える写真の撮り方」というお話を聞いてきました。

ブログで使える魅力的な写真が撮れないと悩んでいる方にとても良いわかりやすい内容になっていました。

プロカメラマン つるたまさん

つるたまさん プロフィール
つるたまさんはプロカメラマンとして各メディアで写真を撮られているだけでなく、「一瞬一撮」というブログも書かれています。

ブログもカメラや写真について様々な切り口で書かれているので写真を撮る方に参考になるメディアです。

ブロガーの方にはお馴染みフリー素材サイト「ぱくたそ 」のカメラマンもされています。

カメラでの撮り方・スマホでの撮り方

通常90分-120分の内容をブロガーズフェスティバル用に、しかもブロガー向けように45分間にまとめてくださいました。

プロカメラマンであり、ブロガーであるからこそわかる視点が多く盛り込まれ写真を撮る私も大変勉強になりました。

知っておきたい撮影の知識

料理の写真について

料理の写真はブログに限らず最近はSNSで投稿する人も多いと思います。実物は美味しそうなのに写真で見ると美味しそうに撮れない経験をしたこともあるのではないでしょうか。

そうした際に意識したいことが、写真の「明るさ」です。下のAとBの写真ではAの方が美味しそうと思う人が大半だと思います。

どちらが美味しそうな料理写真か

■ 露出補正を使用する
カメラの「± ボタン」もしくは「シャッターボタン」を押しながらダイヤルを回します。
露出補正の使い方

スマホの場合は被写体の暗い部分をタッチすることで明るさを変えることができます。

伝わる写真を撮る方法

例えばこちらの写真。
望遠写真と広角写真の比較

左と右の写真はどのような違いがあるかわかりましたか?

答えは…

・広角側は背景が広くうつる

・望遠側はボケやすく不要なものが写りにくい

標準レンズで最大限にぼかすカメラの設定

1.モードダイヤルはAやAVなど絞り優先ダイヤルを設定

2.レンズの明るさF値 5.6

3.ISOは基本的にAutoで可

4.レンズを望遠側55mmに固定

カメラの設定

ぼかしを利用した写真の例

グルメブロガー必見のコンテンツ

おいしそうに見える写真はどっちで、その理由とは。
美味しそうに見える写真はどっち

答えはどちらも正解。何を伝えたいのかで異なります。雑誌などでは表紙はAで、詳細を伝える箇所でBを使用するそうです。

■ Aの場合
彩りが豊で食欲をそそる料理写真の基本カット

■ Bの場合
読者に何を撮りたかったのか一番伝えやすいカット

1カットだけでなく様々なパターンで撮影することでアイキャッチ画像や記事で後からあのカットが欲しかった!という悩みを解消できます。

広角側の特徴

広角の特徴
広角18mmやスマートフォンは望遠と異なり背景に不要な要素が入りやすいため、風景や室内など撮影時に効果的に使うと良いそうです。

■ 望遠の場合
大きく撮ることで撮りたいものが明確化、背景の整理がしやすいため見やすい、伝えやすい

■ 広角の場合
視覚誘導線が入るので風景などにおすすめ、遠近感や広さを強調することができる

では、どのようにして撮影するのが良いのか。

■ 写真を撮るとき
・ボカしてシンプルに伝えたいか

・どんな場所なのか状況を伝えたいか

この2つを意識することで望遠か広角で撮るか決められる

■ 撮りたいイメージを決めたら
レンズのズームを動かし、その後はズームをできるだけ触らずにファインダーやモニタを見て自分が動きながら撮影するのが大切です。

スマホで撮る時のコツ

背景を意識した撮影

スマホは先ほどのレンズでいうと「広角」に該当するため背景に気をつける必要があります。

例えばこちらの公衆電話を捉えた2枚の写真。スライドを撮影したものなのでやや見にくいかもしれませんが、2枚の写真は背景の入れ方を変えた写真になります。

背景に入れる要素について

左の写真には黄色系の背景が入っていましたが、右の写真からはなくなっています。

■ 写真が変わる2つの要素
第1の被写体「撮りたいもの」× 第2の被写体「背景」

およそ3色くらいの構成が見やすいそうです。

写真に色を上手く取り込む

白と黒の背景の違いによるアイキャッチ

左の写真は背景が白 右の写真は背景が黒。

白は清潔・明るい・切り抜きやすいなどのイメージ

黒は妖しい・暗い・高級感などのイメージ

こうした色の持つイメージを写真に落とし込むことで効果的なアイキャッチを作ることができます。

■ 料理の場合
白 × 茶色 更に挿し色として緑や赤などを加えることでお洒落な写真を撮ることができます。

料理写真の背景について

白いお皿に茶色のコロッケのみ乗っている写真を頭の中に浮かべていただくと、挿し色があった方が美しく感じられると思います。

背景の被写体や色などは3つぐらいがちょうどいい。

他にも緑は癒し・安心、赤は危険・情熱など色には様々なイメージがあります。こうしたことを知っているか、知らないかでも撮る写真は変わってくると思うのでぜひ頭の片隅に置いておきましょう。

3層構図で撮影

3層構図で臨場感!
前景・前ボケ / ピント 人物 / 背景 緑

こうした写真は臨場感を演出することができます。

■ 広角やスマホで撮影をするコツ

・背景はできるだけシンプルに

・不要なものは写らないようにする

・色彩効果を考えて見やすい色にする

感情を取り込んだ写真

感情を伝える写真
夕陽と観覧車を撮影した写真。この写真からは目で見える2つの被写体だけでなく、感情で感じることができます。

人それぞれの記憶を思い出す要素(綺麗や美しい)など。

下の写真も同様に先ほどの考え方で見ると被写体の机と情景の学校の組み合わせにより「懐かしい記憶」が蘇ります。
学校の写真から伝わる懐かしさ

こうして言語化することにより誰かの心に刺さる写真を撮ることができるそうです。

光を取り込んだ撮り方

明るさや色、情景などの感情の他にも人の心を動かす要素として「光」があります。

順光で撮影した場合
順光で撮影した場合
空の青や色が出しやすくかっこいい写真が撮りやすく、反対に木陰などの逆光だと優しい・綺麗・爽やかな印象で写真を撮ることができます。

生活をしていて実際に目には見えない「カメラの視覚効果」を活かした撮り方もあります。
カメラの視覚効果
上から見た街の様子や電車や車の光が移動している様子など。

お話のまとめ

45分間でつるたまさんにはとても濃厚かつ参加者を巻き込む楽しいお話をしていただきました。

・被写体を大きく背景をボカしてシンプルに伝える

・背景を意識して状況を伝える

何をどう撮りたいのか、ここを今まで以上に意識してブログはもちろん趣味の写真撮りに活かしたいと思いました。

写真を見て何を感じるのか、写真を言語化し、言葉のコンテキストを意識すると写真が上手くなる!と最後につるたまさんがおっしゃっていました。

イベントに参加することのできなかった方の参考にこの記事が少しでもなることができれば幸いです。

この記事はiPhoneアプリ「SLPRO X(するぷろ X)」から更新しました!

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あかめAkame Mizuho
横浜在住。フリーランス。
食べ歩き / 旅行 / カメラ / WEBデザイン 好き。

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