青森県「三内丸山遺跡」行ったら無料ガイドが絶対おすすめ!縄文の新たな視点に感動

青森県「三内丸山遺跡」行ったら無料ガイドが絶対おすすめ!縄文の新たな見方に感動

青森観光で「奥入瀬渓流」と同じぐらい楽しみにしていた「三内丸山遺跡」。

特別史跡の三内丸山遺跡には日本最大級の縄文集落があり、発掘調査によって当時の自然環境や生活、村の再現また当時のまま保存したものを観覧できます。

現地で事前予約なしで参加できる「無料ガイド」は、ただ学べるだけでなく生解説で面白く学べるため、その魅力も体験談を交えながらご紹介します。

三内丸山遺跡について

三内丸山遺跡 入り口

三内丸山遺跡は駐車場・遺跡・ミュージアムの入館はすべて無料。

発掘調査をもとに復元した竪穴建物や土偶や装身具などの出土品の展示見学ができます。縄文時代の村の様子を遺跡で知り、出土したものは「さんまるミュージアム」を中心に多く見てまわれます。

個人的には、遺跡をまわった後にミュージアム・カフェを訪れるのがおすすめです。

三内丸山遺跡 無料ガイドについて

三内丸山遺跡の縄文集落は自由散策のほか集落に詳しいボランティアガイドさんによる「無料ガイド」のサービスを事前予約なく当日申し込みで受けられます。

普段は堅苦しい説明が苦手でガイドによる観覧はしないものの、この日は途中で抜けても良いと言われて何となく参加してみることに。

三内丸山遺跡 無料ガイド

すると、結論から言うとポイントを押さえつつもフランクでわかりやすく笑いを誘う面白いガイドで大満足。途中離脱することなくいつの間にか先頭で積極的に話を聞くほど夢中になっていました。

三内丸山遺跡 無料ガイド

ガイドに参加してなかったら見落としてた見所や看板の文字だけではわかりにくい部分を楽しく知れて、自分の視点だけでは到底知りえない三内丸山遺跡を堪能したい人に無料ガイドはお世辞抜きでオススメです。

三内丸山遺跡 縄文集落 体験談

三内丸山遺跡の縄文集落は日本最大級。

様々な調査を経て当時のものと考えられる竪穴住居を様々なサイズ・外装で展示されています。実際に中に入ってみるとその広さがより鮮明になるのでいくつか比べながら住居内に入ってみてください。

三内丸山遺跡 縄文集落

今でいうワンルームサイズ、これは高級マンションという例をガイドでは交えながら住居内を体験。なぜ穴を掘って作られているのかなど説明も実際に竪穴住居内で目で見て耳で聞いて知れる贅沢な時間です。

三内丸山遺跡 縄文集落

三内丸山遺跡 縄文集落

竪穴住居の他にも掘立柱建物もあり、これらも復元であるものの出土したものを調査して当時の村を想定して各所配置されているそうです。集落の中央、南盛り土西側などから密集して見つかっているとのこと。

三内丸山遺跡 掘立柱建物

また遺跡はその当時の雰囲気を味わうだけでなく、特別な方法で当時の状態で保存された展示もあります。

縄文時代の地層や出土品などは展示のためのサンプルではなく、出土した当時のまま保存されている本物です。

地層

出土した土器などは信じられない数があり驚きを隠せず。またそれは私だけでなくガイドに参加した多くの方が同じような反応を見せていました。

盛土

進行中の球場工事をやめさせた貴重な資料

大型掘立柱建物

三内丸山遺跡を紹介するパンフレットやサイトによく掲載されているこちらの大きな6本の柱。

現三内丸山遺跡の場所は当時、球場の建設工事進行中でスタンドも一部完成している最中に地中から縄文時代の重要な資料として直径約20メートル・深さ約20メートルに掘られた穴が見つかりました。

そしてこの貴重な資料に進行中だった工事は中止。工事のために各所で掘った穴にも土を被せてスタンドも撤去。違約金なども支払って当時を知る場所として今の三内丸山遺跡は残り、出土した穴も当時のまま今も大切に保存されています。

大型掘立柱建物

現代のように重機のない縄文時代に、堀棒で直径・深さ約20メートルまで等間隔に掘られた穴柱から大型の建物を想定して復元したものが、パンフレット等でもよく見かける大型掘立柱建物です。

大型掘立柱建物

生解説で話を耳にして看板で説明を読み、一見難しく思えることもストーリーの中でスムーズに学べ改めて知る面白さを得られました。

ミュージアムとカフェ

三内丸山遺跡 ミュージアム

同施設内の「さんまるミュージアム」では実際に出土したものが展示されています。

縄文時代の文明・生活など、食べ物や出土品を通して学べるコーナーです。

無料ガイドでは集落・村に関する説明だけでなくその当時の生活や時代背景も語っていただき、ミュージアムを通して縄文当時の世界観がよりリアルに描けました。

三内丸山遺跡

カフェのソフト栗夢

ソフト栗夢

同施設内にはほかにも「お土産ショップ」や「カフェ」も併設し、中でもカフェの「ソフト栗夢(320円)」は必食!

なぜ栗なのか…この理由もガイドに参加するとわかりますが、縄文時代は栗の木を栽培管理して栗の木や栗を生活に役立てていたと言われています。

そこでカフェでは栗を使ったソフトクリームを提供。

ソフト栗夢

モンブランのように細かく盛られたソフトクリームは繊細で柔らかい口あたり。口に入れるとスッと溶ける非常に食べやすい仕上がりに。

栗の味が口の中一杯に広がるのはもちろん、その繊細なあたりがソフトクリームでは珍しく美味しさを引き立てているのでスイーツ好きな方は必食です。

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あかめAkame Mizuho
横浜在住。フリーランス。
食べ歩き / 旅行 / カメラ / WEBデザイン 好き。

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