32GBのSDカードを使用している私に起こった謎の出来事。カード容量は前まで300枚近く入ったのになぜか120枚ぐらいしか保存ができなくなりました。

写真はカメラ本体から少し消すこともあれば、Macで写真のバックアップを取ってからまとめて消すことも。

写真もSDカードから消してまだまだ取れるはずなのに容量が足りない。無事原因と解決方法がわかったのでご紹介したいと思います。Macユーザーの方は意外と盲点かもしれません。

SDカード内の状況を把握

パソコンでカード内を覗くと「DCIM」と「MISC」のフォルダが2つあります。

一般的に写真を見たりバックアップするだけであればこの見え方で問題はありませんが、実はMacを使用した写真の削除では消したファイルは見えない場所に保存されているというアドバイスを「むねさだブログ」を運営している宗貞さんにいただき、カード内を見てみると・・・

カード内には（ドット）から始まる「Trashesフォルダ」が存在していることがわかりました。通常Trashesフォルダは不可視ファイルのため表示されません。（不可視ファイル表示のためのアプリはFunter使用）

Trashesフォルダの中を確認すると、過去に消した写真がぎっしりと詰まっていました。枚数にして8,000枚以上！

消したと思っていた写真は表面上で見えていなかっただけで完全に削除されていないことがカード容量いっぱいの原因でした。当然のことですが、カードのプロパティを表示させると容量は確保できていないことがわかります。

Trashesフォルダの中身を削除する方法

容量を食っている原因はTrashesフォルダ内に存在する写真。これらの写真を削除すれば問題は解決します。

正直これからお話する方法以外にも良い方法をご存知の方は教えて欲しいのですが、まずは私が解決に至った方法をご紹介します。

SDカードをMacに繋ぎ、Macにある「ゴミ箱」アプリの中を空っぽにするだけです。

疑いたくなる方法ですが、この方法で本当にTrashesフォルダ内を空っぽにできました。

.Trashesフォルダの削除や.Trashesフォルダ内の写真を直接削除も試みましたが削除できませんでした。

* 「Trashesフォルダ」は私が確認のために表示させたものなので、容量を確保したいだけの人や不可視ファイルの表示に抵抗がある方は無理をせずカードを繋いでゴミ箱を空にするだけで大丈夫です。

Macによる写真の削除方法

私はMacで写真を消す時はアプリ「イメージキャプチャ」を使用して消していますが、SDカードを読み込み直接ファインダー経由で削除してもやはりTrashesフォルダ内に移動していました。

例えばカード内に入っていたこちらのIMG_2980.jpgの月見つくねの写真を削除します。

先ほど空っぽにしたTrashesフォルダ内を見てみると直近で消したIMG_2980.jpgが移動しています。

Windows機による写真の削除

普段はWindows機（Windows7）で写真の削除はおこないませんが、確認のためWindows機でIMG_3028.jpgの削除実行してみました。

写真削除後、Macで不可視ファイルのTrashesフォルダを確認。Trashesフォルダに写真は移動していませんでした。

カード内に容量を確保！

カードの容量をTrashesフォルダ内を削除前と後で比較しても空き容量の違いは歴然。

削除前は8.5MBしかなかった容量が31.64GBに増えているのがわかると思います。

正直カメラ周りについて知識が長けているわけではないのでどうしてMacで削除したときだけ、このような現象が起こるのかわかりませんがSDカードの故障ではないということがわかりました。

同じように写真は消したのに容量不足・容量がいっぱいと表示される人はTrashesフォルダの存在を疑ってみてください。

★追記★
記事公開後、バックアップを取ってからSDカードをフォーマットする方が多いということがわかりました。

バックアップを取ってもSDカード内にも写真を残して安心したい私はフォーマットという考えに至りませんでしたが、今後要検討したいと思います。

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